帰りの風景

終電近くに仕事がすんだのでタクシーで帰って経費で落とそうかと思ったけど、歩いて帰れない距離でもないので散歩がてら徒歩帰宅を選択。歩き出してすぐに疲れが出る。やばい。しばらく行くと前方に怪しい男の人発見。ふらふら歩いてるかと思いきや、いきなり立ち止まって左右にゆれる。とにかくこの人を抜かないと!と一気に抜きにかかったところ、立ち止まってゆれてたくせに、いきなり負けじと歩き出す。なによっ!歩かないでよ!しばし「二人競歩大会」。男の人が途中リタイヤした事で私の勝利が確定。ま、最初から分かってたけどね。さらに進むと、道路側の壁にいけす(とゆーか水槽)がついた小料理屋の前にさしかかる。死んだ魚はいないかなぁーと覗き込んだら、全て暑さにやられたのか1匹もいなかった。一応水は、はってあった。そして十字路交差点にさしかかる。横断歩道を渡りきり歩いていると坂から下ってきてたおじさんがあっという間に私に追いついた。歩くのはやっ!とか思ってたら、その人が隠し連れていたゴールデンに威嚇される。威圧感に負け道を譲る。自宅まで残り500M地点で腹痛に襲われ、タクシーに乗るか悩む。しかし乗車拒否されそうなのでここは我慢。なんとか300M地点になったところで、前方から肩と腰に手をまわした男女が。遠目から見る限り男性はスーツ姿なんで、大人のカップルねーとか思ってたら年の差10歳以上は間違いなくありそうな二人だった。この人達は不倫だわ!教授と研究員?はたまた中間管理職とその部下?それとも・・・と、とにかくいろんな関係が瞬時に駆け巡る。めぐり巡ってる最中に、スーパーの袋を微妙な高さにキープしつつ屈託のない笑みを浮かべた男性とすれ違う。屈託のない笑みはいーんだけど、暗闇なんでこわいんですよー。袋の口から2Lのペットボトルが2本見えてたんですけど、罰ゲームみたいな持ち方して重くないんですか?とか思ってるうちに帰宅。今日もお疲れでした、わたし。